最も罪深いのは、無知で善良な市民たちである。
どうも。
沖津です。
渡邊は神戸、能登は青森、水谷は温泉(たぶん)、そして僕は事務所にいます。
最近、高校の必修漏れが世間を騒がせていますね。
僕は歴史が大好きで、大学の専門も歴史学だったものですから、「世界史が受験生には敬遠されている」ということを聞き、ちょっとびっくりしました。
範囲が広くて覚えることが多すぎると思われているみたいですね。
おまけに歴史学は、実際に何の役にも立たないし、就職にも役に立たないという理由で、学部選択の際に敬遠されることも多いみたいですね。
そう言えば、僕も高3の時に、当時の担任から「就職には役に立たないぞ」って言われた記憶があります。子供ながら生意気に「くだらねえこと言うなぁ」と思いましたが(笑)。
確かに、歴史を学んだところで実生活には影響がないでしょうし、就職してから企業で役に立たないのも事実でしょうね。
でも僕は、歴史を学んでとてもよかったと思っていますし、小さな頃から歴史が好きだったことで、とても広い視野で物事を考えられる癖が付いたように思います。
国民国家、民族、宗教、文化…。いろんな枠組みに人は嵌められて、そして人為的に流される情報で、意識はコントロールされます。そこから、偏見、差別が生まれ、攻撃的、排他的な思想も生まれます。それはなぜかというと、やはり第一に「無知」だからです。
歴史を知っている人と話をすると、そうした小さな枠組みに捕らわれず、大局的な見地に立って物事を見ていることがよくわかります。そういう人と話すのは楽しいですし、刺激的です。
昨日は、ちょうど文化の日。日本国憲法が公布された日です。
ちょうどabeちゃんが首相になりまして、改憲が盛んに話題となる昨今、ここで政治的意見を述べるつもりはありませんが、国会やメディアで偉そうに論議しているおっさんたちの意見を聞いても、「無知だなぁ」と思うことが多々です。
きっと知らないから、そういうこと言えるんだ、知らないからそういう思想を持つんだ…。
そう思うことがよくあります。(僕が正しいという意味ではありませんよ、悪しからず。)
歴史を学ぶ、とはそういうことです。
イスラム原理主義を批判する人たちは、アメリカの原理主義を知っているでしょうか?
北朝鮮を馬鹿にする人たちは、なぜ北朝鮮が生まれたか知っているでしょうか?
アフリカの貧困の原因は?
「正しい日本語」とか言う馬鹿な人がいるけど、「正しい」って何?
身近なことから考えていけば、きっと歴史は面白くて、深く知れば知るほど、いろいろな考え方ができるようになると思います。
これは歴史に限らず、学問に共通のことだと思いますが。
興味のない人に、「興味を持て」ということの無駄さは(職業柄)理解してますが(笑)。
そこで冒頭のタイトルへと繋がる、と。
